イギリス旅行の話が続いたので、ここらでちょっと休憩。
私も渡米していつの間にか丸2年が見えてきました。
そんな中で最近は日本の情報や色んな人の発言を目にすると、前は自分もそう思ってたなーとか、悪気は無いんだけどそれは偏見じゃないのかなー、と思うことがちょいちょい増えてきました。
身近なところでいえば家族や友達や元同僚の発言の中にも。
以前は気が付いていなかった・あまり気にならなかった事にモヤっとしたり、以前はそう思ってたけど今は違う、という事があるということは知らないうちに自分もきっと変わっているんでしょうね。
私はそんなに意識高く生きているわけではなく、積極的に人と関わっていくタイプでもない。だけど多少自分でも分かる変化があるという事は、きっと少ないながらに出会った人たちが色んな親切をくれて私を変えていったんだろうなー。
ぱっと思いつくところでいうと、まずはタトゥー。
日本でも最近はその筋の方というより、おしゃれとか大切な人や物の為に彫る人の方が多いんじゃないだろうか。でもやっぱり良く思わない人も多いらしく、タレントのりゅうちぇるが入れて批判がすごかったっていうネットニュースを見たな。
正直ね、私は痛いの嫌いだし痕に残るような事をするのも嫌いなのでタトゥーには一切興味が無い。入れる人の気持ちはさっぱり分からないけど、自己責任なので別に批判する気もない。
というか、思い入れなさ過ぎてどうでもよろしい。
でもね、日本でのタトゥーへの偏見や認識をそのまま海外に持ち込むのは違うと思うんだな。
アメリカに来て驚いたことはタトゥー入れてる人の多いこと多いこと!
さすがに学校の先生では見たことないけど、ちょっと良いホテルのスタッフさんや飛行機の客室乗務員の方でもばんばんいる。街に出れば普通のサラリーマンやキャリアウーマンぽい方でも、っていうか言ったらキリがないくらい普通に目にする。
ここまできたらいかにタトゥーの知識が無い私だって、さすがに日本と海外(この場合はアメリカ)ではまったくタトゥーの捉え方が違うんだなって気が付きます。
あ、でも以前ネットでアメリカ人を対象とした調査で、タトゥーを入れる人は将来のリスク回避よりも目の前の楽しさを優先する人が多いって結果を見たことがあるから、さすがにアメリカでも少しはネガティブなニュアンスもあるんだろうけど。(詳しくないのでここでは言及しない)
そして何でこれについて意識が向いたかというと、先日日本から来た人が「ゴリゴリに入れ墨入れてる人がドアを押さえててくれた!意外と優しい!」と感動しているのを聞いたから。
この発言にはいくつか「んーーー???」ってなるものがある。
別に良い印象になったんだから問題はないんだけども。
さっきも言ったけど、日本の入れ墨の偏見をアメリカにあてはめるのはどうなの?
そして、その人たちがドア押さえてくれたくらいで感心するって、どれだけ上から目線?
この話に特にオチはないんですけど。
なんだかいろいろ考えちゃう出来事でした。
人のふり見て我がふりなおせ。
私も無意識の偏見と日本至上主義的上から目線に気を付けようと思います。
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