お茶がしたい⑫ 大河の一滴さん

徒然

今学期のESLの最後はプレゼン。テーマは二酸化炭素の排出について。
今日からできる二酸化炭素の排出削減 その①Plant-Rich Diet
今日からできる二酸化炭素の排出削減 その②Family Planning

この話を日本の友達にすると、「本当に実践してる人がいるの?」と驚かれるんだけど、います。
しかもすごく珍しいというわけではない。
スーパーマーケットでビーガン商品がたくさん売られていたり、
日本よりも身近な選択肢っていうのが大きいんだろうな。

例えば以前同じクラスでベジタリアンかつFamily Planningにも取り組んでる方がいた。
第一言語はロシア語だったけどロシア人ではなくその近くの国から来た方で、
まーーーーー美人。
朝早い授業なのにいつもばっちりきれいにお化粧をしていて抜群のスタイル。
動物愛護と環境保護と健康の為、自分の意志でベジタリアンを選んだそうです。

そしてある日、授業でたまたま「子供は一家族何人が適当か?」という話になった。
社会性が育まれるから3人以上が良いとか、ひとりっこは寂しそうだから2人くらいかな~と普通の回答をする中でこの美人さんは
「正直、この世界で人口が増えすぎている。だから私は産まなくていいと思っている。せいぜい一人で十分。」と。

規模は違えどセレブ(と当時の私には思えた)のような環境対策を個人で実践している人に会ったのが初めてだったから、この時はなかなか衝撃だった。
しかも美人が言うと迫力がすごい。

そもそもベジタリアンがセレブや意識が高い人のものって真っ先に思ってしまう日本人の感覚がそもそも遅れてる。

大きな問題を解決するには結局一人一人の小さな行動が必要。
(もちろん皆が子供産まないって言ったら人類が滅んじゃうけど)

一見ちっぽけな人間には手も足も出せないように見える大河も、一滴の水の集まり。

安易に余計なゴミをだしそうになった時、
買い物に行ってとりあえずお肉を買っておくかと思った時、
安いからって適当な服を買いそうになった時、
ちょいとこの大河の一滴さんを思い出してみよう。
自戒をこめて。

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