お茶がしたい⑧ アメリカで世間話

徒然

ESLで隣になった方やクラスメイトとのスモールトークや隙間時間、国も文化も違う方と慣れない英語でえっちらおっちら世間話をしています。

初対面だと「どこから来たの?」「どのくらいアメリカにいるの?」「今日は寒いよね」的な天気の話。
クラスメイトだと大体は「あの宿題やった?」とか「この話難しかったよね」など共通の話題である学校や授業の話が多い。
いわゆる差しさわりのない世間話。

ちなみにちょいちょい授業なんかでも取り上げられるアメリカでのPoliteなトピックとImpoliteなトピックについて、ちょっと例を挙げると

Polite ⇒天気、交通、スポーツ、食べ物、とか
Impolite ⇒年齢、結婚してるか子供はいるか、宗教、政治や選挙について、お金、体重や身長(体にまつわること)、など
※答えたくないときの回答はThat’s private information.」「I’d(would) rather not say.

アメリカと日本はこのあたり割と似てるから分かりやすいんですけど、やっぱり国によって違いもあります。
例えばインドではベジタリアンか聞くのはNG。(一緒に食事する時や家に誘う時にどうするの!とロシア人びっくり。)
トルコでは収入やお金の話は別にOK。近所の人も親戚も皆知ってると。(きっと今日の夕飯とかも筒抜けなんだろうな)

クラスメイトとは1クオーター(3か月)もしくはそれ以上は一緒にいることになるから、徐々にもう少し突っ込んだ会話をすることになる。

いま情報がたくさん入ってくるから「この話題は触れていいのかな?」とかついついいろんな事が気になっちゃうのよね。(まぁ気にすべきなんだけども)
目が大きくていいね、とか小顔でうらやましいとか褒めるつもりでも身体的なことに言及するのは非常識!っていうのもアメリカ来るまで知らなかったし。純粋に羨ましいから疑問も持たなかった。

逆にこちらが気を付けててもガンガン踏み込んで聞かれることもあるw
向こうが悪気なく発言してくることに「おぅっふ…」てなることも、勿論あるよーねー。
「何歳?」とか普通に聞かれるし。 私はあまり気にしないけど、他の人には気を付けてね!と心の中で思いつつ。
悪気ないって便利な言葉だから自分に対してはあんまり使わないようにしてるけど 、人から言われたことに関しては「悪気ないんだろうなー」って流してます。

話してると「うちの子が~」とか「旦那が~」と言うから自然と家族構成とかは分かってくるからあえて聞くことはないけど、逆に「子供いる?」と聞かれることはよくあるなぁ。 これはアメリカ的に世間話で聞くのはNG。だけど仲良くなってきたらいいかな、というグレーな質問。
ちなみに私がやってるオンライン英会話(講師はネイティブスピーカーでも日本人でもない)ではしょっちゅう聞かれる。気にしてる人も多いから本人から言わない限りこの話題は止めた方がいいんじゃないかと思ってるんだけど。と、ここで言ってもという話なんだけども。

前にご紹介した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でもこの話があったな。
アフリカ人女性に休暇はどうするんですか?と聞いたらある勘違いをされて地雷を踏んで怒らせてしまったという話。でもこのアフリカ人女性は作者を中国人だと思ってひとりっこ政策の話とか全然気にせず言ってきてるんだよね!(そもそも作者の方は日本人)
そうそうこのひとりっこ政策も中国の方にとって、人によってはセンシティブな話題という空気を感じる。「それはもう過去の話で、今はもうしてない」ということを積極的に発信しようとしてる方もいたり。

ちなみに私は中国語を話してても台湾人という場合もあるので、いきなり「中国人ですか?」と聞かずに「どこから来たの?」と聞くようにしてます。細かい話だけども。

世間話といえど気を使わなきゃいけないことも多いよねー!
OKな話題とNGな話題を頭に入れておいて、入口はそれでいいかもしれないけど会話って毎回違う方向に広がっていくじゃん!そこから先は個人の裁量にお任せしますじゃん!
これはもう日々勉強なんですけど、世間話ってネットじゃ分からない微妙なお国柄とか小ネタとかの発見があっておもしろい。
スピーキング能力がポンコツなのでまだまだ話の波にうまく乗れないんですけど、
いつか相手が気持ちよく話してくれる話術をゲットしてどんどん聞き出していきたいです世間話。

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