お茶がしたい④ おしゃれ欲求(衰退編)

徒然

この間うっとうしいルミネ愛を綴ったんですけど、
ここらでちょっとアメリカに来てからのおしゃれについて語りたい。

この話題については何度も書こうと思ってるんだけど、おしゃれって人によりけりだし、私の狭い世界のちっちゃい日常をもとにアメリカのおしゃれを偉そうに語るのはちょっとなぁ…と思うと言えないことが多くてなかなかまとまらない。
いやしかし、誰もそこまで私に背負えとは言ってないなwwwと気が付いたので、あくまでアメリカの片田舎でほとんど人と接触しないおしゃれレベル人並み人間のぼやきだと思ってさらっと聞き流してください。

日本にいた頃はOLとして働いていたので、まぁ普通に毎日お化粧してオフィスカジュアルなる服装で都心へ通勤していました。
東京でしか働いたことが無いので他の地域はちょっと分かりませんが、
日本(東京?)の女性のおしゃれなこと身ぎれいなこと。(もちろん全員が全員じゃないけど。)

そして休日になって都心に繰り出せば、ここでもまた右も左もお洒落。
表参道なんかおしゃれに次ぐおしゃれ。
最大限おしゃれ且つその必死さを感じさせない高度なおしゃれを要求される恐ろしい街。
さすが東京タラレバ娘の舞台。

私も日本にいた時はすごいおしゃれな人ではないけど、ふつー程度に自分なりのおしゃれを楽しんでました。
渡米の荷物で服を選ぶ際にも厳選したお気に入りを持ってきたんです、が、
ほtttttっとんど出番がない!
きれいめもヌケ感もはずしも出番なし。
むしろ一時帰国した時に友達に会いまくる時の為に日本にお持ち帰りしたわい。

何故そんなおしゃれ服の出番がないかというと、

・私が住んでいるシアトルの郊外(まぁまぁ田舎)ではみなさん肩の力を抜いた過ごしやすい恰好がほとんど。(ヌケ感とかそういう話ではない。センスレベルがイ〇ン的な…?いやでもおしゃれなつもりなのか…?)
・街中に出てもアメリカのおしゃれはどちらかといえばセクシーやアメカジだからなのか、
日本人的おしゃれが好みな私にはちょっと方向性が違うから私が分からないだけなのか? おしゃれだなって思う人があんまりいない。
・日本ほど友達と会わない。
・おしゃれするような場所に行かない。学校では大半がすっぴん。
などなど挙げるとキリがない。

そういえば旦那氏とおこづかいの金額を話し合ったときに、この金額で足りる?と聞かれて
「アメリカであんまり服も買わないし美容院も日本で行くから美容費もかからないし化粧しないからコスメも減らないし友達にもそんな会わないから交際費もかからないし足りるんじゃないかな」って言ったら「おんなのこやめちゃたの…?」って言われた。失礼しちゃう。

そんな感じで渡米して1年半、週5日学校があったにもかかわらず日本から持ってきたデニムと2種平日5パターン+αのほぼユニクロとZARAで過ごしてました。
過ごしちゃった。過ごせちゃった。5パターンって結構あるやんって思ったけど、ギリ5パターンっていうかなんなら3パターンなんだけどお茶を濁して5パターンって言ってるっていうか。(小声)
アメリカに来て購入したのはH&Mで割引に割引されて$8になってた刺繍入りチェックシャツと日本に置いてきちゃったから慌てて買ったZARAのスキニーぐらいだったかな。

いや、無いことは無いんだよおしゃれなお洋服。日本でも人気のFree Peopleとか雑貨で有名なアンソロポロジーに銀座で高飛車にそびえたってるアバクロ、ブランドでいえばkate spadeやMichael Korsなんかも日本よりお安く買えるし。
だから旅行で来たら色々と欲しいと思っただろうな。(旅行中は財布のひもも緩むし)

別に周りを気にせず好きなおしゃれをすればいいじゃん!って言われるかもしれない。
その通り!ここはアメリカだから、好きな格好してても全然周りは変な目で見ないと思う。
私がおしゃれだと気が付かないだけで皆自分なりのセンスでおしゃれを楽しんでるんだと思う。日本みたいに右に倣えで同じ格好しないだけで。(一定の方向性は感じるけど)

でも、皆おしゃれだな、おしゃれに気を使ってるんだなっていうのを感じられないこの環境で自分のおしゃれ心を維持するのがなかなか難しい。
おしゃれするためには環境要因も揃ってないとダメじゃん…。何もないのに家でめっちゃおめかししないじゃん…。
学校にトゥーマッチな恰好で行くのも何かしんどいじゃん…。
ということで私のおしゃれ心は虫の息!

あとかわいいと思う服を見つけても質にお値段が伴わないと感じることが多いのも、物欲が湧かない要因の一つ。
割引も日本よりバンバンされるからお得に買えることも多いんだけど、それでもやっぱり「この品質で、このお値段…?」と思ってしまうことが度々ある。
この国の物価にいい加減慣れろと言われるかもしれないけど、別にその分のお金は取っておいて質バリ高な日本に帰った時にお買い物するからいいやってなるな。

そんな感じで私のおしゃれ欲求は衰退の一途を辿っていた。
ほんとは「やっぱり日本人っておしゃれなんだな」って思われたい。一方ですっぴん眼鏡で楽ちんに流されていく自分もいる。
確かに学校は勉強しに行くところなんだから、おしゃれはいらないよな。とも思うし、常に自分のおしゃれを楽しんで毎日綺麗にしてる人は素敵に思うし。
たかが服装、たかがおしゃれ。でもその匙加減が難しいんだよね。
あーそんなこと考える時間があったら英語とか勉強しなさいって声が聞こえるよー。
でも衣食住の一つだよ服って!日常の彩!だいじ!

お洋服の話をするなら本当は「アメリカでお買い物をするならこちら!」「こんなコーディネートを楽しんでいます!」的な記事の方楽しかろうとは思いますが、ひとまずリアルな現実をお届けしました。

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