ステップ・バイ・ステップ

生活

ESLへ行くようになって毎度のように言われる言葉。
ステップ・バイ・ステップ。
英語は急に喋れるようになんてならない!毎日の積み重ね、ステップ・バイ・ステップよ!
という事です。
本当にその通りだなぁと思ったので、まさに亀の歩みで微々たるものですが、
私のこの一年のステップ・バイ・ステップを思うがままにつらつら書いてみようと思います。

 

まずは1年間経ってさすがに当初より驚く、びびる、不思議に思うことが減ったなぁと
最近特に感じるようになりました。
もちろん人間は慣れる生き物ですから当然なんだけども。

 

最初は信号の進めで「ダダダ!!」という音も銃の連射みたいでビビってた。
車と歩行者の暗黙のルール的なのもよく分からなくて(止まってくれるのか、轢かれても進んじゃった歩行者が悪いのか)、
車が来るのが見えたら物陰に隠れてやり過ごしていました(バイオハザードかよ)

 

とにかく英語が分からな過ぎて、何を言っているのか日本にいるときよりも空気を読む力を試されるし。

 

別れ際の定番のご挨拶、「ハバナイスデー!」の返しの「You too!」が
何故かいつも「とぅーゆー!」になるし(ハッピーバースデーじゃないんだから)

 

でも今では信号程度では動揺しないし

 

駐在妻ブログとか見てると「英語力ゼロです!」って言ってるくせに
「店員さんにこれがあるか聞いたら〜」とか普通に書いてあると「この人喋れんじゃん!」て思ってた口なんだけど、
言ってわかってもらえなかったら携帯でその検索ページ見せればいいんだなって気が付いたり。

 

ちゃんと挨拶に「ゆーとぅー!」って返せるようになったし、
なんならエレベーターで同乗した人に何階に行くかも聞けるようになりました。

 

えっそれだけ?
って思うかもしれないけど、いや思うよね。思っていいのよ。
あの頃の私は「たぶん私は在米底辺の人間…。」と思いながら家で悶々としていたし、
悶々とするだけで何もしない自分にまた落ち込んでいたし、
ちょっと外に出るだけで大冒険をした気持ちになって、
でもこれまたちょっとしたことでスーパー動揺するし。

 

でも逆に困ってると知らない人が「どこ行くの?場所分かる?」って声かけてくれたり。
バス停で携帯いじってたら「バス来たよ」って声をかけてくれたり。
何度も何度もクレジットカードのエラー出しても「いいよいいよ」って優しく待ってくれたり
(東京では電車の改札で引っかかると万死に値するというのに!)
ちょっと接触しただけのこの国の人々が優しさが溢れてて、
私ももっと優しくなろう…と思うこともたくさんありました。
そしてもっとこの国について学んで良いとこ取りをしたいなって。

 

何言ってるかわからないなりに何度も一人でカフェに行って、
何を言っているかわからないけど、どうやらカフェのオーダーで聞かれることはこれだな。
と分かるようになってからそんなに注文も怖くなくなった。(それより美味しいものを欲す)

 

まだまだ分からないことだらけで英語もちっとも進歩した気がしないけれど、
まぁ毎日パターン化したことならそつなくこなせるようになったかなぁ。
すごろくと同じで1コマ2コマ進んでたまーーーに6コマ進んだり振り出しに戻ったりしながら、
これからも一歩ずつ歩みを進めるしかないのでね。

ああでも今までなんでもかんでも新たな発見として新鮮に感じていたのに、
感度が鈍ってきたことを寂しく感じるな。
やっぱり人間忘れるし。もう少し掘り下げた内容もこれからは書き留めていきたい。

 

なんだかまとまらない文章になってしまったので今日のところはこのへんで。
これを読んで「この程度の奴もいるのか!」とちょっとでも自信をつけていただければ幸いです!
私のステップ・バイ・ステップについてでした。

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