郷に入っては郷に従いThanksgivingにてターキーに挑んだ話

料理・食べもの

Xmas、ハロウィン、イースターと西洋の風習が続々と日本に持ち込まれていますが、次に来るのは何でしょうね?
その内このThanksgivingもターキーの羽ばたきとともに日本にやってくるんでしょうか。
少なくとも私は日本にいた時は、「さんくすぎびんぐとな?あー海外ドラマとかでよく見るやつね。まぁ知ってるか…な…?」くらいの存在感でした。
今のところ11月第四木曜日(Thanksgiving Day)をすっ飛ばしてブラックフライデーとサイバーマンデーの方が影響力を拡大していってる感じ。
そういえば去年日本のスーパーの鮮魚コーナーで「サイバーマンデー大特価!!」(※日曜日だった)の文字を見た時はサイバーとマンデーの意味について改めて考えさせられました。

それはさておきハロウィンが終わりカボチャ大魔王が影を潜め始めると、街がホリデーに向けてそわそわしてきているのが何となく伝わってきます。
街のあちこちやインターネットで見かける広告に「HOLIDAY」の文字が目立つし、
Trader Joe’sの商品も冬っぽく変わってるし、旦那氏が「ホリデーのお休みどうする?」って言ってるし。
じゃあそのホリデー?Thanksgiving?って何かというと何となくの知識しかありません。
そこでせっかくアメリカにいるしこの国の文化を勉強しようと思い、図書館で絵本を借りてきてまずは予習。
選んだのはこちらの本。ピルグリムの話やアメリカ移住者の初期の苦労など分かりやすくまとまっていて読みやすかったです。
薄くて英語もとても易しめ。

ここではThanksgivingが何たるかは語らないけれど、正直Thanksgivingって北米の移住者たちのお祭りって気がして、純日本人の自分が乗っかるのは少し気恥しさがあります。
休みが増えてラッキーくらいに考えてあとはブラックマンデーのセールに備えよう。。。
と、思ってたら、旦那氏がまさかのターキーを焼きたいと言い出した。
わたくし日本でXmasにケンタ買ってた口なんですけど。え?まじで?本気?
豊作を祝って殺されるターキー達もただでさえいい迷惑なのに、まさか島国からのこのこ出てきた日本人にまで殺されるなんて納得しないんじゃないかな。
とかうだうだ言ってみたけどWHOLEFOODSでオーガニックのターキーが安くなってるから!とか何とか言われて結局一緒に作ることに。
せめて面倒大掛かりなことはしたくない!と事前に簡単そうなレシピを検索。
多いのは前日からスープに漬けて焼くタイプ、又は焼く直前にハーブやバターを塗り付けるタイプ。
あのでっかいターキーを前日からバケツに漬けておくのは大変そうだし、そもそもバケツや大きな袋を用意しないといけないのはちょとなぁということで、
我が家は簡単そうな後者のタイプをチョイス。

ではではいざWHOLEFOODSへ。


この写真じゃ伝わらないけど思ったよりも大きい!えー!映画とかで見るサイズは誇張表現だと思ってたけど、本当に大きかったんだ!
私の頭の中で思い浮かべてたサイズはチキンだったと今更気づいた。
が、ここまで来たらしょうがないから何とか一番小さいサイズを発掘。
なんせ二人で食べきらないといけないから。

その他の材料、シーズニングセットや中に詰め込むブレッドや数種類ハーブの入ったセットに、ターキーサイズのオーブン用使い捨ての器やら紐やらもこちらで購入。
いろいろ足りないからFredmeyerにも行かなきゃね~とか言ってたけどWHOLEFOODSのターキー周りと野菜売り場ですべて完結。
すごい。ターキーに対するアメリカ人の本気たるや。

オーブン可な使い捨てトレーに足を縛るための紐はもちろん、汁に漬けておくようの袋と布巾のセットなんかもしっかりありました。
こんな簡単に道具が揃うって知ってたらメジャーな汁に漬けておくver.のレシピにしても良かったかも。
(この時点で解凍してから漬けておく時間はなし)

おうちに帰ってカチコチに凍ってるターキーを冷蔵庫へ。
室温で解凍すると菌が繁殖する原因になるため、3日かけて冷蔵庫で解凍します。
が、ここで問題発生しまして。
ターキーを買ったのは実はThanksgivingの二日前の夜。
そう!実は解凍が間に合わずThanksgivingにターキーが焼けなかったのです!
思い付きで行動するから~!!
でもまぁ我々日本人ですし…そこまで拘りもありませんし??ということでこの4連休の内に食べられればまぁいいよねという緩さで3日後のブラックフライデーまで氷が解けて調理可能になるのを待ちます。
(ちなみにThanksgivingの夕食は完全にターキーのつもりで他に何も食べるものを準備してなかったので、急遽冷凍ピザと冷凍ポテトでしのぐという。ある意味ターキーより美味しかった。)

ではでは気を取り直して。
今回お世話になったレシピはこちらです。(説明はもちろん日本語。あと英語だけど動画付きで分かりやすい)
サンクスギビングデーの定番!超簡単で超美味しいローストターキーレシピ!

そして材料はこちら。あとパプリカときのこも加えました。

念のため言っておきますが、実は私達2人ともターキー未体験なので正解か分からず、手探りでやっておりますのであしからず。
細かいレシピは先ほどのリンクからご確認ください。
以下は今回のやり方&レシピの補足。

まずはターキーの下ごしらえです。
ターキーは内臓が入った袋で入り口(首部分?)をふさいでいた状態。
取り出すとこんな感じ。

トレーにはザクザクと切った野菜を載せます。
(レシピには野菜は皮つきにするのが肝!と書いてあったけど、私は野菜も食べたかったので皮は剥いちゃいました。)

鶏の中にも野菜を詰めます。

ハーブとバターを混ぜてターキーの皮と肉の間に塗りたくる。余ったら表面にも塗りたくる。
この「皮と肉の間にバターを塗る」ってどいうこと?と思ったら動画の6:30あたりをチェックしてみてください。
皮が破れるんじゃないかと心配しましたが、ビヨンビヨン伸びるから結構平気。
あ、ちなみに私はこのもろに形が残ってる鶏に触れないので、このあたりは全部旦那氏にお任せしております。

チキンストックをかけて、いざオーブンへ!!

時々オーブンから取り出してスープをかけつつ。


本当はドラマでみるあのスポイトみたいなやつ(お肉に肉汁をかける道具)使いたかったんだけど、
どう考えてもここでしか使わないからスプーンで我慢。

そして完成がこちら!

正直お味はまぁまぁというか、日本のデパ地下で買う鶏もも肉の照り焼きの方が数百倍美味しい。(わかってたけどね)
あと案の定野菜が余りまくり同じ味に飽きたので、翌日はひき肉をトマトソースで炒めてミートソースを作り、野菜にかけてチーズをのせてトースターで焼いて簡単グラタンにして全部美味しくいただきました。

お味は私たちの料理の腕の問題もあると思いますが、基本的にびっくりするほどおいしいものではないらしいですね笑
これがないとホリデーじゃない!というアメリカ人の熱意がすごいというか。
でも確かに達成感とすごいものを作ったぞ感は半端ない。
あと日本でお節料理を作る気持ち?
季節と風習を大事にして手間暇かけて家族とお料理するっていいなぁって思いました。
(実際時間がかかったのは解凍と焼くところなので、実はそんなに手間はかかってないんですけど)
来年もやるかは分からないけれど、良い経験になりました。
今度はメジャーなグレイビーソースとベリーソースもいいかもなぁ。
でももう一度挑戦する前に誰か正解を私に食べさせて。

もしNETFLIXに入っていれば「The Final Table」という料理対決番組のEP.6のテーマがアメリカでターキー対決でした。
シェフがハイレベルすぎて全然参考にならないんですけど、冒頭にターキーがどんなもんか説明してくれるし、色んな工夫の詰まったハイスペックターキーを見るのは面白いです。
ちなみにEP.8のテーマは日本!お笑い芸人のピースの綾部が審査員で出てきて腰を抜かしました。
彼も異国で頑張ってるね!

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